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救える命を救うため、攻めの救護で命をつなぐ

私たち、Basic Life Support KOBE(通称:B.L.S.KOBE)は、“いざ”という時にお役に立てればという思いで活動をしている救急ボランティアグループです。
メンバーは全員がボランティアで、学生やごく普通の主婦をはじめ、教師や会社員、警察官や消防士、医師、看護師、救急救命士など、本当に様々な方々が「救える命を救うために」と集まって活動しています。

私たちの活動は主に神戸市が中心で、大きく分けて以下の活動を行っています。

 
@イベント会場の救護所で、ケガをされた方などの応急手当を行う一次救命処置(救護班)活動
 
A市民への心肺蘇生法・怪我の手当法の講習、普及活動



いつどこで起こるか分からないケガや、突然心臓や呼吸が止まってしまった時など、大切な命を救うためには一刻でも早く適切な応急手当や救命処置を行うことが必要です。
大切なことは速やかな認識と通報、そして医師や救急車が到着するまでに胸骨圧迫や人工呼吸、AEDによる電気ショックなどの一次救命処置を行う事です。これらは「救命の連鎖」の中で最も重要な部分です。




                                     画像引用:オムロン ヘルスケア株式会社様 承認済




@救護班活動
 救護班活動は、一般的なイベントでは救護所での応急手当を
 担当します。また頻繁に会場内を巡回し、救急事案の早期発見
 にも努めています。
 そして大規模なイベント
(神戸まつり、みなとこうべ海上花火大会、
 ルミナリエなど)
の場合は、隊員を2名1組以上でチーム分けし、
 それぞれを遊撃隊として会場内に分散して配置することで、
 救急事案の早期発見や現場到着時間の短縮を図っています。
 私たちはただ救護所で待機しているのではなく、
 自らの足で会場を回り、いち早く傷病者を見つける姿勢です。


そのため大規模イベントでは独自に救護本部を立ち上げ、
通信指令員を配置して、各隊員の位置・動態把握や事案管理、
他機関との調整などを行っています。
イベントスタッフや警備員が発見した傷病者情報も、
ここから無線にて各隊員に指令や情報として発信します。
このため全隊員が無線機を装備し、隊員間の連携を重視した
活動を実施しています。
なお救護本部における無線局の開設や設営、運営などは、
無線の専門家である隊員が担当し、無線が届かない場所が
極力少なくなるようにシステムを構築しています。







〜B.L.S.救急KOBEの救護班活動の考え方〜
時折、「なぜそれほどまでに装備を充実させているのか」などと聞かれる事があります。
一部には「ボランティアらしくない」とか、「格好つけている」などと思われる方もいらっしゃるようです。

しかし、それはメンバー全員が、一次救命処置の重要性をとても良く理解しているからなのです。
代表の原本氏は阪神淡路大震災で被災し、付近住民の救出・救護に尽力された経験から、「自助・共助」がいかに大切なものかを痛感されました。またメンバーには警察官や消防官、看護師や救急救命士も多数おり、彼らは日常から"1分1秒が生死を分ける”という事を誰よりも良く知っています。
そして、その命を救うためには、バイスタンダー
(現場に居合わせた人)による一次救命処置がとても大切であるという事を、メンバー全員が認識しています。
そのためには、努力を惜しまず、知識・技術の向上、装備の充実、連携体制の強化など、あらゆる面でできる限りの事をするのは当たり前の事であると考えています。

そしてもう一つ大切なのことが、「市民に安心感を与える」と言うことです。
救護班と書いたベストを着て、AEDを背負い、救急バックを提げ、揃いの制服で会場内を巡回している私たちの姿。それを見た市民の方が、「このイベントにはこんな人達が居てくれるんだ。それなら安心して来られるね。」「今度はおばあちゃんと一緒に来ようかな」など、安心してイベントに来て頂き、楽しんで頂くこと。
これも私たちができる大切な役割だと思っています。

"救える命を救うため"
それだけのために、私たちは私たちのできる範囲の力で、ボランティア活動をしています。

なお、我々もその活動内容の特殊性から、無闇矢鱈に活動しているわけではなく、きちんとした活動方針やルールを定め、それに則って活動しています。詳しくは「
基本方針&原則」のページをご確認下さい。




A救命講習普及活動
 Basic Life Support KOBEは神戸市消防局のFAST
 
First Aid Support Team登録団体ですので、心肺蘇生法や
 ケガの手当の講習では、消防局と同様の市民救命士普通救命
 コースを実施し、神戸市消防局の正式な認定証を発行する
 ことができます。
 例年、企業や学校等の団体からの依頼を受けて、普通救命
 コースやケガの手当てコースなどの講習会を行っています。
 「民間救急講習団体(FAST)」の紹介―神戸市消防局(外部リンク)



救える命を救うためには、その知識と技術を持った人が増える
ことが大切です。市民救命士講習を行うことで、一人でも多くの
方に心肺蘇生法などの技術を習得してもらい、一人でも多くの
命が助けられるよう活動を行っています。
メンバーは原則として救急インストラクター
(応急手当普及員)
の資格を取得し、救護班活動だけでなく、こうした普及活動にも
積極的に取り組んでいます。
またこの様な活動は有料で行う団体もあるようですが、当団体は
あくまでボランティアですので、講習料等は頂いておりません。

(※一部講習で使用するマウスピース代は自己負担をお願いしています。)





 私たちのメンバーは、ほとんどが普段は普通の一般人です。
 しかし皆、ボランティア精神という共通の気持ちで活動をしており、
 とても高い活動意欲と意識を持って取り組んでいます。
 B.L.S.KOBEはメンバー同士が仲良くアットホームな団体ですが、
 ひとたび事案が発生すれば瞬時に真剣に。その切り替えがモットーです。

 私たちに出来る事は限られていますが、イベントに参加している方が
 楽しい気持ちのまま家に帰れるよう、そして1人でも多くの尊い命が
 救われる事を願い、活動を続けています。

 ※当団体への救護活動・救命講習活動のご依頼は、
  「活動依頼について」のページをご確認下さい。


(C) 2014 Basic Life Support KOBE